イギリス発祥のバブアーは、オイルドジャケットが象徴的なブランドとしてアウトドアやファッションシーンで注目を集めています。
この記事では、バブアーのジャケットが「流行りすぎ」と言われる理由や、購入前に知っておきたいお手入れの手間、公共交通機関での使用時の注意点について詳しく解説します。
また、BEDALEやBEAUFORTといった人気モデルもご紹介。
バブアーの魅力とデメリットをしっかり理解して、後悔のないアイテム選びをサポートします。
バブアーの人気の理由とは?
バブアーが多くの人に愛される理由は、その高い機能性と独自のデザインにあります。
バブアーのオイルドジャケットは、元々は過酷なアウトドア環境にも耐えられるように開発されたアイテムで、特に防水性能が際立っています。
雨風をしっかり防ぐため、アウトドアシーンのみならず、日常のファッションとしても活躍する汎用性が魅力です。
また、英国王室御用達のブランドとしてのステータスも、ブランドの信頼性や希少性を高め、多くの人に支持されています。
さらに、長年着用することでジャケットに個性的な風合いが生まれ、愛着が湧いてくる点も他にはない魅力と言えます。
メンテナンスに手間がかかる一方で、その過程も「バブアーらしさ」を楽しむ一環と捉える人も多く、こうした特徴が多くのファンを惹きつけているのです。
1-1.バブアーは電車に乗る時に配慮が必要になるの?
バブアーのオイルドジャケットは防水性能が高い反面、電車などの公共交通機関を利用する際には少し注意が必要です。
特に新品のオイルドジャケットは、表面に塗られたオイルが衣服やシートに移染しやすい特性があるため、他の乗客や周囲の物に触れると不快な思いをさせることもあります。
移動中に着用する場合は、ジャケットを裏返して丸めて持ち運ぶ、もしくはノンオイルモデルを選ぶといった工夫が推奨されます。
これにより、匂いの心配などのを減らし、より気軽にバブアーを楽しむことができます。
また、オイルがなじむまでは風通しの良い場所で陰干しをしておくなどの対策も良いです。
このように、バブアーを適切に扱うことで周囲への配慮を保ちながら、ジャケットの魅力を存分に堪能できるでしょう。
バブアーを購入する時の注意点は?
バブアーのジャケットはファッション性と機能性を兼ね備えたアイテムとして高く評価されていますが、購入時には特有の特徴をよく理解しておくことが重要です。
特にオイルドジャケットは、他の一般的なアウターとは異なるメンテナンスが必要であり、その扱い方を知らないと着用後に困ることもあります。
また、素材の特性から周囲に汚れが移る可能性もあるため、公共の場での取り扱いには配慮が求められます。
こうしたポイントを押さえることで、長く愛用できる一着にすることができます。
以下に、購入時に知っておきたい注意点を詳しくご紹介します。
2-1.メンテナンスが必要
バブアーのオイルドジャケットは、高い防水性を持つオイルドコットン素材が使われていますが、この素材を長く良好な状態で保つには定期的なメンテナンスが欠かせません。
通常の洗濯機や洗剤を使った洗浄は厳禁であり、汚れが気になる場合は表面のブラッシングや陰干しでの管理が推奨されています。
加えて、オイルの防水効果を維持するためには、専用のオイルを使って再加工する必要があります。
この再オイル処理は、バブアー特有の風合いを守りつつ、機能性も維持できる大切な工程です。
こうした手間がかかる分、ジャケットに愛着が増し、長く愛用したいと思える存在となるでしょう。
2-2.周囲に汚れがつく
バブアーのオイルドジャケットは、独特のオイル加工が施されているため、使用状況によっては周囲にオイルが移ってしまうことがあります。
特に新品の状態では、触れた場所や衣類にオイルが付着する可能性があるため、公共交通機関の座席や他の衣服に触れないように配慮することが大切です。
また、オイルの匂いも購入後すぐは気になる場合があるため、風通しの良い場所で陰干しをしてから着用するなど、少しの準備を行うことで周囲に気を使わずにバブアーの魅力を楽しむことができます。
2-3.特有の匂いが気になる
バブアーのオイルドジャケットは、表面に塗布されたオイルの特性上、独特な匂いがすることが購入後の気になるポイントの一つです。
特に新品時にはオイルの香りが強く、慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。
この匂いは、時間が経つにつれて徐々に薄れていきますが、着用前に風通しの良い場所で陰干しを行うといった対策も良いです。
さらに、匂いに敏感な方には、ノンオイルタイプのモデルを選ぶこともおすすめです。
こうした工夫をすることで、周囲の目を気にせずにバブアーを快適に楽しむことができるでしょう。
2-4.オイル付きで重量が増す
バブアーのオイルドジャケットは、オイル加工によって一般的なジャケットよりも重量感がある点も特徴の一つです。
例えば、オイルが施された「BEDALE」は約1150gと、オイルなしのモデルに比べてかなり重みを感じる作りをしています。
これは、防水性と耐久性を高めるためにオイルが染み込んでいるためです。
軽さを重視する場合は、ノンオイルのタイプを選ぶことで、より快適にバブアーのデザインを楽しむことが可能です。
このように、使用シーンや着心地の好みに合わせて選ぶことで、自分に合ったバブアーを見つけやすくなります。
バブアーの人気の商品ベスト3
バブアーのラインナップには、長年にわたって愛されている定番モデルがいくつかあります。
その中でも特に人気を集めているのが、
・BEDALE
・BEAUFORT
・LIDDESDALE QUILT
の3つのジャケットです。
それぞれが異なる特徴を持っており、用途やスタイルに応じて選べるのが魅力です。
以下に、この3モデルの魅力と特徴を詳しく解説していきます。
2-1.BEDALEの特徴
「BEDALE(ビデイル)」は、乗馬用としてデザインされたモデルで、ラグランスリーブとサイドベンツが特徴的な一着です。
ショート丈のデザインにより、動きやすさが重視されており、カジュアルからビジネスまで幅広く対応します。
袖口にはリブが施されており、風の侵入を防ぐ設計で防寒性も抜群です。
また、オイルドコットンの防水性も兼ね備えているため、雨天時でも快適に過ごせます。
さらに、シンプルながらもクラシカルな外観で、長年使い続けることで味わいが増し、自分だけの一着へと成長するのもこのモデルの魅力です。
2-2.BEAUFORTの特徴
「BEAUFORT(ビューフォート)」は、狩猟用にデザインされたジャケットで、ハンティングジャケットの特徴を持っています。
BEDALEよりも着丈がやや長めに設計されているため、スーツの上から羽織ることも可能です。
特に背面にはゲームポケットと呼ばれる大きな収納スペースが備わっており、利便性が高いのが特徴です。
このポケットは実用性を兼ね備えており、アウトドアやキャンプなどのアクティビティに適しています。
BEAUFORTは防風・防水性も兼ね備えており、タウンユースにもぴったりの一着です。
エレガントなデザインと機能性を両立したジャケットとして、幅広い世代に愛されています。
2-3.LIDDESDALEQUILTの特徴
「LIDDESDALEQUILT(リッズデイルキルト)」は、バブアーのキルティングジャケットシリーズの中でも特に人気の高いモデルです。
軽量かつ防風・防寒性に優れた構造で、程よい厚みがありながらもすっきりとしたシルエットを実現しています。
ナイロン素材特有の光沢感が上品さを演出し、キルトの凹凸が立体的でスマートな印象を与えます。
薄手なので、寒い季節にはコートのインナーとしても活躍し、季節を問わず使いやすいのも魅力です。
カジュアルにもフォーマルにも合わせやすいデザインで、さりげなく大人の上品さを表現できる一着として人気を集めています。
バブアーに関するよく寄せられる質問
バブアーはその品質と独自のスタイルで多くのファンを魅了しているブランドですが、初めて購入する方や興味を持っている方からよく寄せられる質問も多くあります。
ここでは、バブアーのブランドの由来や特徴、そしてロイヤルワラントに関する詳しい情報についてご紹介します。
3-1.Q.バブアーはどこの国のどんなブランドなのか?
バブアーは1894年にイギリスで創業された老舗のアウトドアブランドで、特にオイルドジャケットが象徴的なアイテムとして知られています。
創業以来、バブアーは過酷な天候に対応するための機能性と、クラシックで品格あるデザインを融合させてきました。
そのため、アウトドアからタウンユースまで幅広いシーンで愛用され、長く着用するほどに風合いが増すという点が、多くのファンから支持を集める理由の一つです。
また、イギリス王室からも認められた信頼あるブランドであり、特に防水性と耐久性に優れたオイルドコットン素材のジャケットは、現代に至るまで愛され続けています。
3-2.Q.バブアーのロイヤルワラントってなに?
バブアーのロイヤルワラントとは、イギリス王室から特定のブランドや商品に与えられる「王室御用達」の称号を指します。
バブアーは、この名誉ある称号を3つ授与された実績を持つ数少ないブランドの一つで、王室からの信頼の証として高く評価されています。
過去にはエリザベス女王、エディンバラ公フィリップ殿下、チャールズ皇太子からそれぞれ授与されていましたが、2021年にフィリップ殿下の薨去により2つのロイヤルワラントが残される形となりました。
このような歴史と伝統があるバブアーは、王室にも認められた信頼性と品格を備えたブランドと言えるでしょう。
まとめ
バブアーのジャケットは、オイルドコットン素材による防水性や耐久性を誇りますが、その分メンテナンスが必要です。
通常の洗濯が難しいため、ブラッシングや陰干しでの管理が求められ、時には専用のオイルを使った再加工も必要となります。
しかし、こうした手間がかかるからこそ、ジャケットに独自の風合いが生まれ、長く愛用することでさらに愛着が湧くという魅力があります。
年月を重ねるごとに自分らしい一着へと変化するバブアーのジャケットは、育てる楽しみを味わえる特別なアイテムです。